2012年7月23日月曜日

コーヒー研究会(水について)

コーヒーを淹れるとき材料は、
挽いたコーヒーの粉と沸騰させたお湯です。
たった二つの材料のうち、今回のテーマは水について。
水は、軟水(60mg/l未満)と中程度の軟水(60~120mg/l)硬水(120mg/l以上)に分けられます。
水の硬度=(カルシウムイオンの量×2.5)+(マグネシウムイオンの量×4.1)
という式で計算されます。
硬度の違いによってどのように抽出されたコーヒーに影響されるのか
検証してみました。
用意した水は、
熊野古道(軟水10mg/l)、浄水器を通した水道水(軟水約50mg/l)、
evian(硬水604mg/l)、cotrex(硬水1475mg/l) の四種類。

それぞれ水の状態で味をチェック。
軟水二つは、いつも飲んでるように飲みやすく、
熊野古道の方がよりまろやかに感じました。
硬水のevianは、少し後味に残る感じがありますが、
contrexは飲むのが、少しきつく感じるほどの違和感がありました。
同じ水でもぜんぜん違いますね。

次に、フレンチプレスでそれぞれの沸かした水で飲み比べ。
もちろんコーヒーはすべて同じコーヒーです。


軟水二つは、きれいな酸がしっかり現れ、
とても風味豊かなコーヒーに出来上がりました。
この二つは、ほとんど差がなく違いが出ませんでした。
硬水の二つは、酸も出ず、風味もいまいち。
成分が、十分に抽出されていない感じです。

コーヒーには、やはり成分が溶け出しやすい軟水が向くのですね。


そこで、軟水でも色々あるので、軟水でも違いが出るのかどうか?
フランス産volvic(硬度60mg/l)と日本産の森の水だより(硬度44.0mg/l)、いろはす(硬度42.2mg/l)の三種類で検証。
まずは、水の状態で飲み比べ。
違いはあるように感じますが、明確ではありません。


プレスで飲み比べ。
私たちに、違いは分かりませんでした。
どれも一緒(笑)
もっと味覚の優れた人には判別できるかもしれませんが。


日本の水道水は、ほとんど軟水らしいので、
コーヒーを淹れる時は、浄水器を通した水か、
一分くらい煮沸してカルキ臭さをのぞけば、
十分美味しいコーヒーが水道水で淹れらます。

もちろんおいしーコーヒー豆が必要ですね。


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